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2024/03/27

第三者割当増資により総額15.5億円の資金調達に関する契約を締結。

高品質なコーヒーのサステナビリティを追求するグローバルベンチャー企業、TYPICA Holdings株式会社(代表:後藤将、山田彩音、浅子信太郎)は、第三者割当増資により総額15.5億円の資金調達に関する契約を締結いたしました。

既存株主であるWiL、デライト・ベンチャーズ、Scrum Venturesに加えて、新たに環境エネルギー投資、第一生命保険、FFGベンチャービジネスパートナーズ、静岡キャピタル、徳島大正銀行スリーナイン島野、エッチエフエスなどのベンチャーキャピタル及び事業会社に、とりわけ「インパクト投資」と「デットファイナンス強化」の観点から株式をお引き受けいただくことが決定いたしました。

今回の資金調達により、エクイティによるTYPICAの累計調達額は約30.5億円となります。株主は下記の通りです。

ベンチャーキャピタル及び金融機関デライト・ベンチャーズ、WiL、環境エネルギー投資、ABCドリームベンチャーズ、Scrum Ventures、SMBCベンチャーキャピタル、第一生命保険、FFGベンチャービジネスパートナーズ、Heart Driven Fund、静岡キャピタル、徳島大正銀行、みずほキャピタル、三菱UFJキャピタル(敬称略、保有株数順)
個人投資家及び事業会社島野和弘、タナットネイチャーLab、アクラム、スリーナイン島野、エッチエフエス、その他個人投資家(敬称略、出資表明順)

新たに調達する資金を活用し、2024年6月に公開予定のオンラインプラットフォーム「New model」の開発とグローバルでの人材採用への投資を強化いたします。

New modelでは、品質管理と保証の拡充、倉庫保管と配送機能の一新、エクスクルーシブ取引、カーボンフットプリント(温室効果ガス(GHG)排出量及び吸収量)の可視化など、ロースター向け各種サービスの更なる充実に加え、先物価格に左右されがちで不安定な旧態依然としたコーヒー取引市場を、根底から革新できる新機能の搭載を予定しています。こうした新機能が搭載されることで、中大手のロースターや飲料メーカー、商社などによる利用の増加が見込まれています。

人材採用においては、世界71ヵ国で展開するグローバルなスタートアップの経営全体を推進できる執行役員と、NASDAQ上場準備を推進するコーポレート部門における経理、人事、総務などの各責任者、そしてNew modelの開発とマーケティングを担うコーヒーエキスパートなどの増員を予定しています。

  

TYPICA概要 :
日本発のグローバルなスタートアップ企業であるTYPICAは、民間発でコーヒー産業を革新する「新国際コーヒー市場づくり」を主題に創業し、美味しいコーヒーのサステナビリティを高めるべく「ダイレクトトレードの民主化」を推進しています。従来コンテナ単位を基本としていたコーヒー生豆の取引を麻袋1袋から実現し、輸出入に伴う煩雑な手続きをオンラインプラットフォーム上でシステム化。これにより、特別なライセンス、専門知識や経験のない中小規模の生産者やロースターも、ダイレクトトレードができるビジネスモデルを構築しました。

2024年3月時点で、世界5拠点・71カ国で事業を展開し、55カ国の生産者とロースターによる売買と流通を実現しています。プラットフォーム利用者のデータから試算できる流通可能性は、コーヒー原材料市場全体の17.5%にあたる約3,500億円規模に到達。過去4年間の流通総額CAGR(年平均成長率)は268%で、コーヒーの多様性においては既に世界一を実現しています。

特徴は、経済成長と社会的インパクトを一貫して実現できるビジネスモデルにあります。旧態依然としたコーヒー産業におけるサプライチェーンのDX、GX、SXを同時に実現することを通して2030年にTYPICAのプラットフォームを流通額4,000億円規模の国際コーヒー市場へと育むかたわらで、中小規模のコーヒー生産者20万軒の収入向上と人権保護、そして地球環境問題の解決を図ることを経営目標として掲げています。

創業時よりグローバル市場で挑戦し、上場目標をNASDAQで時価総額1,000億以上と定め、商材、ビジネスモデル及び市場をグローバルに設定し事業を展開することで、自社がもたらすソーシャルインパクトの最大化を追求。加えて、自社のビジネスモデル及び市場戦略によって、国内のみに可能性を閉ざしがちな日本のスタートアップにとってのロールモデルとなることで、世界を代表する日本発のグローバルスタートアップが群生する未来を牽引していくことを志向しています。

設立:2020年8月 
代表者:代表取締役CEO 後藤将 / 代表取締役CQO 山田彩音 / 代表取締役CFO 浅子信太郎
本社:大阪市中央区南船場4-12-8 関西心斎橋ビル8F
拠点:
・東京都港区赤坂2-22-21 クラスアクトビル B1F
・Eerste Jan van der Heijdenstraat 165HS, 1072TS Amsterdam
・180 Front Street #19C Brooklyn NY 11201
・B1, 43, Jahamun-ro 7-gil, Jongno-gu, Seoul, Republic of Korea
・No. 150, Section 2, Nanjing East Road, Zhongshan District, Taipei
資本金(準備金含む):3,059,602,207円
Webサイト:https://typica.jp/
採用ページ:https://typica.jp/recruit/
お問い合わせ:https://typica.jp/contact/